「馬庭舎へ ようこそ」
- tokotokofarm417
- 7月13日
- 読了時間: 2分
更新日:7月31日
馬と共に暮らし、はたらくことを実現するため、長年にわたり少しずつ準備してまいりましたが、この度、二頭の素晴らしいウェルシュコブを譲り受け、幼少期からの夢の第一歩を踏み出すことができました。

2018年より、我が家に年に数回の農耕馬と馬方の滞在がスタート。
そして2020年秋には、昔ながらの犂(すき)を使って、私自身も馬とともに「馬耕(ばこう)」で裏庭を開墾し、ハーブガーデンを作り始めました。度々滞在する馬たちの馬糞から堆肥を作り、今では植物たちがすくすくと育っています。
動植物や大地が、人の心身に良い影響をもたらすことは既によく知られていますが、実際、庭を訪れる人からも、この庭に来るだけで元気になれるというお声をよく聞くようになり、私自身も困難や思いがけない難局も、この庭とともに乗り越えてきました。

私にとっての人生半世紀の節目となる誕生日に、多くの方のお力添えをいただき、馬と作り上げる農的暮らしを楽しむ、完全予約制のリトリートコテージ「馬庭舎」をオープンする運びとなりました。

この春からは、とても賢くかわいらしい小柄なポニーを我が家に迎えましたので、馬に接するのが初めての方やお子様、馬に対して怖い気持ちのある方にも、乗馬や競馬とは違う、「ともに暮らし、ともにはたらく『ワーキングホース』」の世界への入り口を、安心して楽しんでいただけることと思います。

ファームの使い方は、人それぞれ。完全無農薬の菜園で野菜やハーブを栽培したり、収穫して料理やクラフトをしたり、田舎暮らしの予行練習をしながら移住先探し。馬耕、馬搬(伐採した木を馬の力で山から搬出すること)、馬車などの、馬と人がつくる暮らしの体験、講習会でトレーニングを積むなど、ファームで過ごす時間を通じて、動植物や自然と一体になり、心身のバランスを取り戻し、新たなライフスタイルの発見のお手伝いになれば、私にとってこの上ない喜びです。
馬庭舎を、どうぞよろしくお願いいたします。
2025年4月17日
三橋智子(みつはしさとこ)
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